ミュンヘンで電車に乗る

アムステルダムでの乗り換えはすんなり完了。ただ、成田の出国をとおった後に買った緑茶を放棄するはめになった。EU圏内に入るときにも例の液体持ち込み制限があるというのを知らなかったため。


ミュンヘン行きの飛行機はこっちでいう国内便と同じで小さめで、ドイツ人であふれていた。
ああ、そういやオクトーバーフェストなんだよね。国内外からも人がたくさん集まるせいでホテルが5倍の値段になる超有名なビール祭り。そうそう、2日後に私も行く予定なのだった。わくわく。
またもやとなりのおねえさんにドイツ語で話しかけてみたら、なんでもミュンヘン出身で里帰りなんだそう。彼女も、祭りをとても楽しみにしていた。


ミュンヘンで荷物を待っているともうすっかり夜。
ものすごい冷え込みで、ぶるぶるしながら電車のホームに向かう。
自動販売機もあるけど、よくわかんないので親切そうなお兄さんが受け付けやってるカウンターに。
聞くと、
ミュンヘンツアリストカードというトラム・バス・Uバーン(地下鉄)が乗り放題になる周遊券は1日分と3日分しかないうえ、中心部のゾーンのみかそれ以外のゾーンも含めるかで値段が違う。空港は結構遠いゾーンにあるので、今日は普通の切符をかって、明日からの3日間を中心部のフリー切符にしたほうが安いことがわかった。
うん、この時間じゃもう他にはどこにもいけないもの、それでいい。
ツアリストカードを買うと無料でついてくる地図が、ものすごく役に立つものであることも判明したので、ホクホクして電車に乗る。


・・・・・そう、乗ってしまった。


実は、ドイツの電車やバス、トラムには改札がない。
改札がないのでするっと入ってしまえるのだが、切符を買わないでよいというわけではない。
切符をもって、空色の小さな箱に切符をいれて、ガチャンと刻印をしてもらわないと、有効なチケットにはならないのだ。
その刻印機、バスやトラムなら車内にあるのだが、地下鉄の場合はなんとエスカレーターの手前にあるのだ。気づいたときにはもう遅かった。
・・・いくらお金払っても無賃乗車。罰金の対象に。


まあ、幸い車掌は来なかったんだけど・・・ヒヤヒヤしますねえ。


レンタルで借りていった携帯もなんとか使えて、ステイさせてもらう子と連絡がつき、ほっとした。
はあ、やっと休める。

最初はホテルを予約していたのだが、一緒にいくはずの友達がキャンセルしたのを契機に解約。
どうしたものかと思っていたら、ドイツからの留学生に友達を紹介してもらえた、というわけ。
友達の友達だから、当然初対面。
あつかましくてすみません・・・。
日本からのおみやげも喜んでもらえたみたいで、ほっとしてシャワーを浴び、寝入った。